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2011年度より英語学習及び活動が変わります

いよいよ来年度、公立小学校5・6年で週1コマ『外国語活動』が実施されます(年間35単位程度)。



教科ではないので数値による評価はされません。つまり、通知表による評価がないということです。

そして・・・
小学校で英語活動が必修化される次の2012年度より、公立中学校では新学習指導要領が始まります。

〈主な変更点〉
① 授業時間数: 105時間(週3コマ) → 140時間(週4コマ)
② 語数の増加: 900語程度 → 1200語程度(これは上限ではないので教科書によっては難易度が上がる可能性があるそうです。)
③ 題材の追加: 伝統文化と自然科学
④ 4技能の総合的な育成を強調

もちろん文法事項の扱い方にも変化があります。「文型」から「文構造」に変わることにより、難易度が高くなる可能性のある項目が増えます。

これらの変化の詳細については、12月に実施いたします個別面談にてお話しさせて頂きます。

更に・・・
公立高校での指導要領改訂は2013年度入学生(現在の中1生)より、年次進行により段階的に適用されます。

① 科目編成が変わります。
② 現行の選択必履修制から、「コミュニケーション英語I」の共通必履修に変更されます。
③ 「授業は英語で行うことを基本とする」
④ 単語数の増加: 
  現行:  1300語(英語I、II、リーディング履修の場合) → 中高で2200語
  改定後:1800語(コミュニケーション英語I、II、IIIを履修の場合) → 中高で3000語
 
中学校同様、文法事項の扱い方にも変化があります。難易度はグッと高くなりますよ。

このような小・中の動きを受けて、今後予想される公立高校入試への影響は・・・①語彙レベルの難化 ②「はどめ規定」がはずれた構文の扱い ③リーディング・ライティングの英語量の増加 などが考えられます。今後、今まで以上に高い英語力が求められると言えるでしょう。早い段階から英語との接触量を高め、「聞く・話す」だけ、「読む・書く」だけのような偏った学習に陥らないよう留意することが大切です。
そして、高校で学習する英文法は、高校で新しく追加されるものもありますが、中学の内容をベースに発展する項目も多いです。特に、間接疑問文、分子の後置修飾、受動態、現在完了の基本的な用法は、中学生のうちに確実に身に付けさせることが大切です。

中学3年間の英語学習をしっかり理解していれば、まず大丈夫でしょう。今後、長く続く英語学習の基礎が中学3年間に詰まっています。

ということで… 早め早めの英語学習が中学校で生かされてくることでしょう。頑張りましょう!!!

by ecc_nagai | 2010-10-26 15:14 | English:英語