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テスト対策

英語テストというと、『英検』を思い浮かべる方が多いと思いますが、日本の『英検』が全世界で認知されているわけではありません。
世界で認知され重要視されているのがTOEFL®(Test of English as a Foreign Language)とTOEIC®(Test of English for International Communication)です。
TOEFL®はその名称の通り、非英語圏の出身者のみを対象とした英語のテストで、英語圏の高等教育機関(2年制・4年制大学、及び大学院)による入学希望者の外国語としての英語力判定のために用いられるものです。もちろん、私も受験しましたよ。こればかりは、アメリカの大学に入学する際に絶対必要なものだったので、仕方がありませんでしたが・・・難しい試験です。もう二度と受けたくありません020.gif
TOEIC®は英語を母国語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。日本でも大手企業などの採用に必要とされる試験となっている事は、もう有名ですね。

さて、このTOEIC®ですが、結構ひねりの利いた応答問題が出されるようです。

例えば、Listeningセクションではこのような問題が出題されます。
※実際のテスト用紙には英文は掲載されていません。


1. Would you rather meet on Tuesday or Thursday?
(A) The meeting ended rather early.
(B) Actually, I'm busy on both of those days.
(C) That sounds fine to me.

2. Mr. Mason wants you to report to his office.
(A) In today's newspaper.
(B) Did he say when?
(C) I already put it on his desk.

いかがですか? 正解は1が(B)、2も(B)です。

日本語の会話でもそうですが、話し相手が言った事に対してストレートな答えを返すとは限らないし、反対に、話し相手もストレートに返してくれるとは限りませんね。Yes/Noで答えない場合が多いのが会話です。

問1では「火曜日か木曜日のどちらがよいか」という二者択一の質問に対し、

「両方とも忙しい」 → 「どちらも都合が悪い」

と答えています。「どちらがよいか」と聞かれて「どちらもダメ」という想定外の返答を使うことでひねり、更に「どちらもダメ」というのを「どちらの日も忙しい」と遠回りで断る事で、もう一ひねり加えています。

問2は最初の発言が疑問文ではないのに、答えが疑問文というパターン。通常の会話パターンの逆になっていますね。このような凝った出題も最近は頻繁に見られるようですよ。

アメリカ生活が長いと、こういった問題はそれほど難しくはありませんが、日本でマニュアル通り、パターン通りの練習しか出来ないと、こういったひねり問題が困難ですね。

では、どのように対策すればよいか・・・ これはリスニング問題なので、とにかくひたすら過去問を解いてみたり、アメリカのテレビドラマやドキュメンタリーなどを英語字幕でたくさん視聴する。そうすることで、日本の学校では教えてくれない表現を学ぶことが出来ますね。そして、瞬時に直訳できる能力を養うことです。直訳した時に、会話がかみ合わなければ正解ではないですからね。

by ecc_nagai | 2010-09-10 11:32 | English:英語