グリーグの"Holberg Suite" 『ホルベア組曲』は5つの小曲からなる組曲。(6曲と言われもいるけど、第3曲はガヴォットとミュゼットがセットで1曲になってるし… 解釈は様々だろうけど。)
20世紀の作曲家が『古い時代の様式』、つまり17世紀のバロック音楽の様式に合わせて作った組曲。
そもそも、ホルベアとは『北欧のモリエール』とも呼ばれる文学者ルズヴィ・ホルベア(1684年-1754年)のこと。ホルベアはグリーグと同じノルウェーのベルゲンに生まれた作家で哲学者。当時ノルウェーがデンマーク統治下にあったから、主にコペンハーゲンで活躍したとか。
なるほど、だから『デンマーク文学の父』と呼ばれているのね…
それで、1884年のホルベアの生誕200周年を祝う記念祭の為にグリーグが作ったのがこの曲。
第1曲の前奏曲が大好きですが、同じように好きなのがこの第2曲のサラバンド。
ため息が出るほど美しい曲だと思います…
この人の演奏、本当に素敵です。音色とはよく言ったもので、音にも色があります。その色がとても美しくブレンドしている感じ。すごく繊細な演奏だけど、深い表現力。色々な音色が楽しめる演奏です。
良いなぁ、この曲。本当、ため息が出るほどのgreat interpretation...本当、良い曲。
Enjoy
# by ecc_nagai | 2014-05-21 23:39 | Piano:ピアノ