英語特有の言いまわし

先日の大人クラスの方が、
英語英会話を学んでいて何が難しく感じるか…
を、論じてくださいました。
その方曰く、
自分で、こう表現したい、と思って和英辞典を使って訳すと、
先生(私)に「それはニュアンスがちょっと違います」と
直されたとき、だそうです。
別に批判しているつもりはなくても、
間違った表現や通じない表現を直してあげるのが
私の仕事なので、そこはご理解いただいております。

例えば、
「ごゆっくり」と言いたいとき。
この回に関しては、「(書面への記入を)ごゆっくりどうぞ」
でしたが、どうしてもその方は
"Please fill out slowly."と言いたかったようです。
でも、言わないのよね~ そんな風に。
自然な表現は
"Please take your time."です。
slowlyは「動作自体をゆっくりと」という意味なので、
時間をかけて何かをしてください、と言いたいときには使いません。
「ゆっくり歩いて」とかにはslowlyは使うかもしれないけど。
英会話は、日本語を直訳しただけでは通じなかったり
相手に不快な思いをさせることもあります。

ご年配で、若かりし学生時代に英語が得意だった、という方々は、
どうしても固定観念を持ちがちです。(すみません)
英語も日本語も、ある意味、生き物。
時代が変われば言い方も変わります。
その辺を意識しながら講師たちも日々研究すべきです。
幸いにも、私はアメリカ生活が長かったので、
いかに日本語を英語にただ変換することだけでは
伝わらないことを身をもって経験してきました。
今もアメリカにいる友人たちとの会話を通して
新しい表現を学んでいますよ★
だからこそ、生徒たちに伝えられることがたくさんあります。
そこを、「辞書にはこうあるのに…」と言われても、
辞書通りの会話をしますか?ってことなんですね。
80代を超えて、「いや~、なんとなんと、参りました」と言われると、
恐れ多いと思う反面、知って頂いて良かった、と私は思います。
何かを学ぶ、ということはそういうこと。
頭から「自分はこう習った」と思ってしまったら
習い事はうまくいかないのです。
柔軟な感覚で覚えて頂いたら幸いです。



by ecc_nagai | 2017-10-24 11:28 | English:英語