今年最初の良い買い物

今年一番の、『買って良かった』もの。
趣味や嗜好品は好みの問題なので、押し付けにならないと良いと思いますが…
心の底から、Bravo!!! (正確にはBrava!!! でしょうか…)と言える作品。
私は、以前から五嶋みどりさんの大ファンです。
彼女の奏でるviolinの豊かな音色と、正確なテクニックには、いつも感動の域を超えた何かを感じて止みません。
この度、彼女の新しいJ.S.Bachの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集を購入しました。

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本日、楽譜を見ながら一日通して全曲を聴きましたが、言葉がありません。
素晴らしいものに出会った時の喜びは、言葉では言い表せない何かがあります。
ずっと鳥肌が立つ感覚で、ひたすら聴き入ってしまいました。

2012年の全国祈りのツアーの特集をテレビで見た時の衝撃と同じ感覚。
彼女は、セレブ的なviolinistとしての扱いを好まない。
純粋に、音楽に向き合って音楽の深さを追求して、聴く人に感動を与えている。
聖書や経典を通しての祈りではなくて、音を通しての祈りです。
あまりに心地よいbaroque bowingに、ただただひれ伏す感じで聴き入ってしまいました。
数多くの有名&著名violinistの演奏を聴いてきましたが、これほどまでに深いinterpretationを感じたことはないです。
改めて、violinの素晴らしさを感じた一日でした。
ちなみに、彼女の使用する楽器はGuarneri del gesù (グァルネリ・デル・ジェス)という、数億円もする楽器です。violinの代表的メーカーのStradivarius同様、あまりにも高額で一般的には手の出ないと言われる楽器。ブラインドテストで現代の楽器と差ほど違いが無いと言われてはいますが、そうかなぁ…と思ってしまう。結局、何の楽器であれ、上手に弾きこなす演奏家の技術と音楽性が全てだと思いますが、やはりStradもGuarneriも、偉大な楽器には変わりはないような気がします。

あの深い音色のGuarneriと五嶋みどりさんの技術と音楽性の豊かさ。
私は、これほどまでに感動したviolinのCDはなかったと思えるくらい素晴らしいものでした。
彼女のBachは美しく素晴らしい…ですよ。

by ecc_nagai | 2016-01-17 22:23 | Music:音楽