泣いた…

久し振りに、テレビの番組を見て鳥肌が立ち、ドキドキし、泣きました。
昨日のお昼頃にBS hiで放送された、世界的指揮者小澤征爾さんの80歳誕生日を記念した番組。録画しておいて良かった… 
世界で活躍して世界で大勢の音楽家に影響を与えてきた小澤征爾さん。
あの方の周りで、あの方に接しながら活動している方々が羨ましい。
素敵な人の周りには、素敵な人たちが集まりますね。
こういう番組を見ると、少しでも音楽に携わる仕事をしていて良かったと思います。
音楽を学んでまだ数十年。「音楽では食べていけない」のは事実。音楽を学んだ者すべてが世界で活躍するトップの演奏家のような華やかな生活を送れるはずがなく、一生貧乏のままで、結局教えることでなんとか生計を立てる音楽家も大勢いる世の中。それでも好きな音楽から離れることは出来ないのよね。
中世・ルネサンス音楽が発展した16-17世紀から21世紀の現代にかけて発展し続ける『クラシック音楽』に触れて、学んで、自らの指と楽器でその旋律を奏でることができる喜びは計り知れません。

昨日放送された番組を今朝見て、つくづく音楽を勉強して良かったと思いました。
バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ブラームス、ドビュッシー、ラヴェル、チャイコフスキーにストラヴィンスキー… クラシック音楽に詳しくなくてもその名前は知られています。その作曲家と作品の背景を詳しく勉強して、尚且つスコアを通して自分の持つ範囲内の技術と感性で再現できる喜びが忘れられなくて、音楽家たちは日々地味な練習を続けていけるんだと思います。

音楽のみならず…ですが、小澤征爾さんは本当に良いことを言っていたなぁ…
ずしずしと心に響く言葉ばかり。音楽を聴いている時の目の輝きが素敵でした。
番組の最後、久し振りに流れたメンデルスゾーンのString Octet (弦楽8重奏)。若い演奏家たちの躍動感溢れる演奏。客席で目を輝かせながら聴き入っている小澤征爾さん。演奏終了後に立ち上がって涙を流していた姿がとても印象的でした。
本当に久々で、逆に新鮮… やっぱり良い曲だわ。メンデルスゾーン16歳の時に書いた曲。
言葉にならない。



最近、ルネサンス~古典派時代の曲ばかりを聴いて&弾いてばかりいるので、久々にロマン派も良いなぁと思いました。これだから音楽はね、やめられない。こんな私にも良い意味でのphaseがあり、バッハに没頭したかと思うとラヴェル、そうかと思うとモーツァルト、するとずーっとベートーヴェンに聴き入って、ストラヴィンスキーなどのロシア音楽に行ったり… そうかと思うとまたモーツァルトに戻ったり、その200年ほど前のモンテヴェルディに戻ったり。色々と没頭する期間があって、その繰り返し。結局、俗にいう『クラシック音楽』に飽きることは全くない。知っているはずの曲でも新たな発見があったり、演奏家が変わればスタイルが全然違うから別の曲に聞こえたり、気に入ったりいかなかったり。
英語もそうですね… 英語で文学作品を読むと、当たり前だけどそれぞれのスタイルがあって言葉の使い方が違って。おしゃれな文章ねぇ…と思ったり、この人の言葉遣いがちょっと…と思ったり、当たり前だけと本当に個性があって、でもそれはそれで個性があって素晴らしかったり。

最近、自分用に音楽CDを作るのが好きで、仕事用、読書用、勉強用、ストレス発散用…色々と自分の持つ音源から勝手に自分が楽しむ為に編集しちゃっていますが、どっぷりロマン派も良いなぁ。実はたくさん持っているオーケストラのフルスコアを眺めながら、メンデルスゾーンやブラームスのシンフォニーにどっぷり浸かってみようかと思います。

by ecc_nagai | 2015-10-12 10:58 | Music:音楽