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残念ですね

今、テレビで話題もちきりの作曲家(と言えるのだろうか?)佐村河内氏。
ゴーストライターならぬゴーストコンポーザーが出てきて、今までの『現代のベートーヴェン』のイメージは崩壊。
今後、どこまで暴露騒動が激化するのか…

何度かNHKや金スマでこの方の特集が組まれていたけど、違和感あった。
本当に難聴障害を持つ人なのだろうか、とまで言われている。

学生時代、難聴の人がいた。生まれつきではないとは言え、普通に話すのが困難のようだった。
彼とはGeography(地理学)のクラスで一緒で、何故か意気投合して仲良く隣に座る事が多かった。
驚いたことに、彼の為に毎回の授業で手話通訳が2名ついていた。60分クラスだったから30分交代。
日本の大学ではどうかはわからないけど、この時アメリカの大学の良さを感じたっけ。
彼は、いつも私の口元を見ていた。Lip readingって言うの? だから、彼と会話をする時は出来るだけゆっくり口を大きく開けて話したし、そのお陰で親しくなれた。
頑張っていたなぁ… そのクラスのみでしか同じクラスを共にしなかったし、そのsemesterが終わったらお互いに連絡をとることも無くなってしまった。今みたいにスマホなんて無い時代。携帯は持っていたけど、その当時texting機能(携帯からのメール)は無かったから、それっきりになってしまった。

世間には障害を持って生まれたり、また何かの病気がきっかけで障害を持つ人が大勢いる。
一時は希望を与えてくれたであろう佐村河内氏。
今は、その聴覚障害さえも偽りだったのでは…なんて言われている始末。
酷いなぁ。悲しくなる。
現代のBeethovenなんて、Beethovenもいい迷惑よね。

嘘を嘘で固めた経歴や学歴にまつわる問題はあった。以前、学歴偽証の議員がいて騒ぎになった時、何か嫌な感じがした。
アメリカの大学を卒業したって偽証したもんだから、多くのアメリカの大学を卒業した日本人にとってはいい迷惑だったな。私もそうだけど。卒業証書を見ない限り、人の学歴なんて信用できないよ。
〇〇大学で研鑽を積む、とか、〇〇大学を中退、とか、そんなのは卒業していないのと同じじゃない?
見栄を張って嘘をついたらダメよね。自分が苦しくなるだけじゃない。

才能をまでも偽証したら、人から信用されなくなるのは当然。
ある意味気の毒とは思うけど、人を欺いた罪は大きい。ましてや、障害を持っても彼の音楽に癒されたと思った方々への裏切り行為となってしまって、心が痛む。
私も音楽愛好家の一人として、高橋大輔選手のSPの曲を聴いた時、純粋に良い曲だなぁって思ったのに。

残念なこと続きです。

by ecc_nagai | 2014-02-06 23:45 | Music:音楽