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考えること・・・

つい最近、スマホに替えました。携帯に疎い私には一大事。
フル活用出来なさそうな、勿体ない気さえします。
唯一の救いは、高校生の生徒が同じ機種を持っているということ。
悪いわね、色々きくわよ。うるさがらずに教えてね★






最近、考えることが多いです。

自分の失態に、他人の不可解な言動・・・

アメリカでは変な人が多かったなぁ・・・ 変な人だらけだから、それが当たり前のようになっていて、別に気にもしなかったのか、ただ若かっただけなのか・・・ 気にもしなくなるほど、非常識な毎日にすっかり私の常識感覚もnumb(麻痺)していたのだろうか。

この頃考えることが多いです。考えれば考えるほど、悲しくなるものです。

私は、結局自分本位だったのか・・・ 講師という仕事をしながら、いつも全生徒と向き合い、英語以外のことでも気になる事は放っておけない私です。日々の生活を共にしてはいないけど、毎週会っているうちに子供たちの性格や家庭環境が見えてくるものです。こればかりは仕方が無い・・・ でも、誤解の無いように言っておきますが、だからと言って偏見を持ったり詮索したり、全部子供たちの肩を持つ気もありません。子供って、私もそうでしたが、いざとなったら自分が不利になるようなことは言わない。結局、他人のせいにして子供であることを武器に切り抜けたりするもの・・・だそうですよ。こればかりは人間の本能なので、仕方の無い事です。どんなに自分が悪くても、先生や友達のせいにすることは珍しい事ではないようです。

学校の先生たちは本当に大変だと思います。毎日だからね・・・ 確かに変な先生がいて、稀に警察沙汰にまでなるような非人道的な先生もいる。でも、一般的な先生たちは、先生たちなりに一生懸命なんだと思います。卒業シーズンのこの時期、先生たちの想いは計り知れません・・・卒業は喜ばしいことだけど、本当に寂しいものだと思います。

どんな生徒でも、自分の生徒になったら『縁』を感じます。だからこそ、人知れず涙を流すことがある・・・
講師になって、初めてお世話になった先生たちの想いが痛いほどわかる時があります。


こんなことを書いてもいいものか・・・迷いましたが、私は誤解の無いように言っておきたい。
「子供がいない先生に、親の気持ちはわからない」と言われることもあります。きつい言葉よね・・・
確かに、私には子供がいない。命をかけてまで守らなければならない人間の命が身近には存在しない。
でも、一講師として子供達と向き合い、保護者の皆様と向きあいながらも、人間の心は持っております。
煩わしい人間関係が嫌で、ちょっと疑問に思う人がいたらスパッと切ってしまうような性格の私です。だからこそ、友達付き合いは慎重だし、本当に気を許せる人にしか本心は言えない。浅い関係で繋がる人間関係より、信頼できる人間関係を重んじたい・・・と思っていました。でも、これもどういうものか・・・最近疑問に思います。

だからと言って、「心が無い」だの、「親の気持ちがわからない」だの言われるのは非常に不快。
あなたに、私の心の何が分るの・・・? どんなに辛い思いで面談をしているのか、あなたに講師の気持ちがわかるの? そう言ってやりたいです。
ごめんなさい。こんな事を書く私もどうかしています。
でも、少なくても、この教室で悪態付く生徒には何かがある。家庭環境なのか何なのか、そこまで私に詮索する何もありません。でも、ここで悪態付くのは理由があるはず。現に、実はここでの居心地が良すぎて私に甘えていた、とか、母親に甘えられなくて私にひたすら訴えてたという事例があります。そんな生徒の気持ちを思えば思うほど、私は心が痛みます。なんで、もっとサポート出来なかったのか、なんでもっと早く気づいてあげられなかったのか・・・と。結局、私は自分が面倒なことに巻き込まれないように、問題から背を向けていただけではなかったのか・・・と。
でも、その子のせいで苦しむ生徒が複数いれば、何とかしなければならないのが私の仕事。学校ではないので、然るべき対処をしなければならないことがあります。本当に心が痛む、辛い作業です。

そうかと思えば、親御さんは何故こうなったのかいまだにわかっていない。子供がこんなに危険信号を発信しているのに、本気で向き合おうともしない。挙句の果てに、私宛ての、何とも切ない手紙まで書かせる始末。あんな辛い手紙をもらって、嬉しい講師がどこにいると思っているのか・・・ 私は、悲しさを通り越して怒りを覚えます。今となっては当教室と関係無くなった方だからこそ、面と向かって怒鳴ってやりたい。『目を覚ませ』と。私から言わせれば、子供にこんな事をさせる親の気持ちがわからない・・・です。

講師という仕事を選んだ私自身を、何度疑ったかわかりません。いっそのこと、辞めて逃げてしまおうか・・・そう思った事を否定できません。本気で考えました。でも、開校以来継続学習をしてくれる生徒や、長年、頑張って学習し続けてくれる生徒たちがたくさんいます。イベントの度にお手伝いをしてくださる、本当に感謝しても感謝しきれないほどお世話になっているお母様方やお父様方がいます・・・ 私は、途中で逃げ出したい自分を制し、何とか頑張ってきました。こんな事を書くに書けなくて、悶々とした日々を送っておりました。

ここ1か月ほど、何度人知れず涙を流したかわかりません。私は講師として最低な事をしてしまったのかもしれない。『自分を責めないで』と人に言われても、自分を責めるしか出来ない状況です。

このブログを見ているかとうかわかりませんが、本当にごめんなさい。私にはどうしようも出来ない。保護者がいる以上、親御さんがいる以上、私には入り込めない状況です。アメリカなら、そんな状況を知りながら放っておいた講師が罰せられますが、ここは日本。私は、自国の法律に従い、会社のルールに従うしかありません。本当、自分が嫌になります。

子供の切なる発信に心が痛みながらも、保護者でない私には何も出来ない状況。許してほしいと思います。こうなった以上、教室に戻すわけにはいかなかったし出来なかった。私にはその力がありませんでした。本当にごめんなさい・・・ 生徒数が多くなればなるほど問題が生じる確率は高くなるのが当たり前と言われましたが、そう簡単に処理できないこともあります。

私には祈る事しか出来ません。あなたが人を恨まず、親を恨まず、自分のすべきことに集中できますように・・・ 教室で学んだことが、少しでも活かされますように・・・ ひたすら祈る日々です。

by ecc_nagai | 2012-03-10 01:19 | つぶやき