My Life Without Me
8年前の2003年に、カナダ・スペイン合作の映画"My Life Without Me" 邦題『死ぬまでにしたい10のこと』を見ました。ジャンルは恋愛ものなのですが、その時はあまりしっくりこなかったのを覚えています。
先日、アメリカの友人にこの映画を見たことがあるかと聞かれたのですが、彼女はこの映画に「心臓を掴まれた思い」(本人曰く、"It grabbed my heart." 日本語にすると変な感じ・・・)だったらしく、興奮気味。遅いよ・・・8年前の映画じゃないと思ったけど、私も人のことを言えないくらいじっくり映画を見ていない。
邦題がすごい。"My Life Without Me"なら、本当は「私のいない私の人生」なんだろうけど、そんな魅力の無い邦題なら見に行く人がいなくなっちゃうわね。『死ぬまでにしたい10のこと』なんて、翻訳家なのか配給者なのかはわからないけど、タイトルを付けた人は偉いと思う。
そうね・・・最近嫌なこと続きだから、「死ぬ前にしたい」ではなくて「死ぬ前に行きたいヨーロッパの10の場所」とでもしておきましょうか。現実逃避をするときは、ヨーロッパの美しい景色を眺めてあれこれ想像したり、歴史や文学、芸術に没頭する私
① "Mont Saint Michel" in France (モン・サン=ミシェル;フランス)
フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院。708年に1人の司教が、大天使ミカエルにお告げを受けたことからここに修道院が建ったのだとか。ミカエルはフランス語でミシェル、英語だとマイケルですよ。伯母夫婦はここにまだ訪れたことが無いので、近い将来旅行することを計画中。是非、私も連れて行ってほしい・・・ここのふわっふわのオムレツは世界的に有名です★
② Provence in France (プロヴァンス;フランス)
Lavenderが咲き乱れるProvence。癒されたい・・・lavenderの他にも多くのherbsがあちこちにあるという。伯母曰く、乾燥した土地とは言えherbsの香りがあちこちに漂う街・・・だとか。
③ "Rosslyn Chapel" in Scotland (ロズリン『ロスリン』・チャペル;スコットランド)
1456年の9月20日に、ヨーロッパでは名家のSinclair Family(シンクレア家)により建設が開始されたと言われているチャペル。Sinclair Familyは別名"Saint-Clair"で、嘘か真か、ダヴィンチコードの作家Dan Brown(ダン・ブラウン氏)はSinclair Familyはキリストの末裔のような事を書いていたけど、本当だろうか・・・キリストに子供がいたなんて書いたもんだから、教会から大バッシングを受けていた。真実でなくてもいいけど、宗教学をマイナーにしようとまで思った私にとって、キリスト教にまつわる歴史ものはとてもattractive。特にMary Magdalen(メアリー・マグダレン)やRose Line(ローズライン)に関する事には興味津々です マニアックね・・・
④ Tuscany in Italy (トスカーナ;イタリア)
言葉はいらない。ただただ美しいとしか思えないTuscany...ため息が出ます。
⑤ Cotswolds in England (コッツウォルズ;イングランド)
伯母たちも好きな場所。本当に綺麗な所だったようで、もう一度行きたいと言っていました★ 美しい緑溢れる景色に『蜂蜜色』と言われる建物の外壁色がマッチしています・・・素敵な場所だそうですよ。
⑥ Stratford-Upon-Avon in England (ストラットフォード・アポン・エイヴォン;イングランド)
英語を学ぶものなら知っておきたいShakespeare(シェークスピア)の生地。彼の作品を1冊でも英文で読めたらいいですね★ ちなみに、彼の活躍した16世紀の英文学の英語は難しい。古英語とでも言うのでしょうか。辞書を引きながら読んだのを覚えています。
⑦ Johann Sebatian Bach's House in Eisenach (J.S.バッハの家;アイゼナハ)
一応、音楽を専攻したので・・・J.S.Bachは特別です。『音楽の父』という代名詞が完璧な存在のBach。彼の音楽をanalyseすると、宗教を超えて宇宙が見えてくる・・・なんて言われているくらい、壮大です。
⑧ "Musée du Louvre " in Paris (ルーヴル美術館;パリ)
映画"The Da Vinci Code"の中で、登場人物のフランス人警官が"A scar on the face of Paris"(パリの傷)みたいなことを言っていたガラスのピラミッド。そんなにひどいかしら・・・私はこの意外な組み合わせが結構好きだけどな。美術史の学位を持つ従姉がフランスを旅行した時にルーヴルを訪ねたのですが、幼いながらに何度聞いても飽きなかったのを覚えています。世界の有名美術館の中でも王様のような存在。あの"Mona Lisa"を所有していますからね・・・1人でゆっくり見たい場所です。
⑨ London in England (ロンドン;イングランド)
将来、移り住みたいと心から思うLondon。LondonやLondon郊外には興味深い教会や歴史的建造物がいっぱい。ロンドン塔ではいまだに幽霊報告があってちょっと怖いですが、それが歴史的人物だったら恐怖より興味の方が強いかも。伯母たち曰く、「英語が話せたら一日中散策してまわりたい」とか。ガーデニング発祥地ですからね・・・素敵なお庭のお宅がたくさんあるそうです★
⑩ Vienna in Austria (ウィーン;オーストリア)
『音楽の都』ウィーンでしょ、やっぱり。音楽を仕事にする者にとっての憧れの地です。
もちろん、もっと多くの行きたい都市があります。でも、この辺でやめておきましょう。
by ecc_nagai | 2011-06-01 08:52 | Europe